ショートステイ「おひさま」にやって参りました!
今回は、比較的多くショートステイを利用されている利用者様へインタビューです。
ここでは笑顔が優しかったので「優笑様」とさせていただきます。
「ここの職員とは慣れた関係だから、年とともに気持ちも落ちてくる中で、”家族”という感覚になってるよ」
とのこと・・・
今回は少しお部屋にお邪魔してみました。。。
何度もご利用になられるとご自身の動線、ご自身の環境というものが決まってくるのだろう。
なければ「自分で作る」ということで・・・
ベッド等、個人使用になってくると、ベッドメイキングには気を配ります。。。との声もありましたが、、、
そのようなことも笑い飛ばしながらお互いに話されている職員と利用者様が印象的でした。
様々な趣味をを持たれていた「優笑様」
ダンスに市の老人大学での勉強やサツキ、グランドゴルフなどなど
サツキや菊は品評会には出さずに、近所に配っていたとのことでした。
「 ”また来たのかーい” なんて言われるよぉ 」
とおっしゃっていましたが、こうやって絆が生まれていたんだなぁと羨ましくさえ思えました。
そんな話からか時々職員が花を持ってきてくれるとの話に・・・
こんなちょっとした思いや行動に昔を重ねたりするんでしょうね・・・
日頃の日課はタオルを濡らして干すこと・・・1枚目の写真に写っていましたね。
「この前なんか何日もかかって段ボールで棚を作りましたよぉ」
え!えぇぇぇ!!
段ボールでは味気ないから包装紙等で飾る( ´艸`)
スゴっ!!
「実は・・・上の蓋が開くんだよ」と棚の紹介の時ではなく、だいぶ時間が経ってからこっそり自慢してくるところがまたやさしさを感じるのです。。。
このように自分なりに過ごされている「優笑様」・・・「実は”苦しみ”もあるんだよ」、とポツリ・・・
手足の しびれ や もやもや した感じで夜眠れないことがあり、起きては小型マッサージ機を手足に当てる
「夜眠れた時は ”よかったぁー” って思うんだよ・・・」
色々と自分の身近に小物を置き、いつでも手の届くところに必要なものがあるよう工夫されている・・・
「楽しているように見えるけど・・・実は大変なんだよ」
多くの趣味を持ち、自分の好きなように生きてきた・・・と話される「優笑様」
「自由にさせてもらって妻には感謝している」とも話されていました。
「俺は怒れないから・・・」「家に帰りたいという思いはあるけど・・・」
自由な時間はあるけど、昼間も寝てしまうこともあるけど、気ままに見えるようだけど実は・・・
「今までと自由のあり方が違うんだよね」
体だけではなく、心の面にも様々な想いを抱えながら過ごされている「優笑様」の一面を垣間見ることができました。
様々な想いの中、「今在るところ」で自分なりに生きてらっしゃる姿は強ささえ感じました。
「優笑様」この度はお話をたくさん聞かせて頂きありがとうございました。
群馬県立高崎高等特別支援学校に訪問させて頂きました。
「学校とコミュニケーションをとりたいけど・・・」
「共通の困りごとは何だろう」
「進路を決める際のポイントは?」
こんな疑問を抱えつつ、進路の先生と木工の先生にお話を聞くことができました!
さて、これ・・・ナンだか分かりますか?
1年生の時の初めの木工の授業で取り組まれる作業とのことです。
1番の様に加工した「木の塊」をひたすら削っていく作業です。
削るという作業を通して生徒さんの「癖」や「耐久力」、「コミュニケーション力」などを見ていくとのことでした。番号は出来上がりのプロセスを表し、生徒さんの理解を促す目的で見本を見せるそうです。
こだわる生徒さんは外に出て、日に照らし、光の反射の加減で磨き残しがないか確認するとのことでした・・・
スゴっ!
とにかく、「失敗なんてない」・・・生徒さんが表現することの自由を許容し、ご本人との対話を大切にする姿勢が印象的でした。
2年生は機械を使用していきます。ここにも段階付けがあり、まずは電動ドリルの使用から最終的には電動ノコギリです。作品の幅も広がっていき、最終的にはスツール作成・・・
それぞれの生徒さんがそれぞれできることを見つけていき、協力し合いながら作品を完成させていく。
1年生から3年生までを通して、、、
「自らの特性への気づき」「能力開発や修正」「全体を把握する力」
「知識の活かし方」「未知なるものへの挑戦」「仲間との協力」など
これらを養う意味を確認しながら丁寧に、かつ根気強く生徒さんに向き合っていこうという姿勢には感動さえ覚えました。
上から撮ったので額みたいに見えますが、実は木の箱です。
全国大会に出られた時の作品で結果は・・・なんと!
「3位」だったそうです!!
5時間という制限時間の中でリアルに作り上げていくそうです。
私なら緊張で〇いてしまうかもしれません。。。(´;ω;`)
先生方から何度も出ていた言葉があります。。。
「配慮と特別扱いは違う」「特別な人ではなく、同じ『人』なのだ」と。。。
我々福祉サービス事業所、企業そして高等学校の目標は一つ「生徒さんが社会の一員として働き続けられること」・・・このために知恵を絞って、お互いに情報交換し、ご家族も巻き込みながら一人の生徒さんを社会で受け入れていく。そういう「チーム」という意識を持ち、行動し続けることが結果につながっていくんだと、改めて感じさせられました。
今日は、風が強い冷え冷えした日中でしたが、先生方の話を聞いてホッコリと出来た時間でもありました。
ありがとうございました。
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
4日から通所系のサービスは始まっております。
毎日が色とりどりに作られたカレンダー
つい「曜日」で動いてしまう感覚が習慣となっていますが、今年も一日一日を大切にして過ごして頂けるよう気を引き締めて頑張って参りたいと思います。
改めて、本年もどうぞよろしくお願いいたします。